「自由妨害」の罪って何?~公職選挙法違反の捜査

1 おはようございます。

  この週末は,お気に入りの岩盤浴で,ゆっくりと過ごし,リフレッシュ!!

  もう少しで,GWですね。
  何をしようかと企みつつ,もう一頑張りです。

  さて,本日の話題です。
   
2 公職選挙法違反の捜査

  春の統一地方選が終わりました。

  選挙は,その当落が関係者の命運を綺麗に分けてしまうものなので,候補者,後援者ともに一生懸命にならざるを得ないものです。
  そのため,勢い公職選挙法違反となってしまい,罪に問われてしまうこともあります。

  ところで,一般に,捜査機関は,投開票までは公職選挙法違反の摘発には動きません。

  捜査機関の活動により選挙の当落に影響を及ぼすことは避けなければならないというスタンスがあるからで,その公平性・中立性を担保しているわけです。

しかし,ごく例外的に,投開票までに摘発される事例があります。

それは,選挙の当落に影響を及ぼさないもので,よくあるのは「自由妨害」の罪というものです。

3 「自由妨害」の罪って何?

 報道によれば,25日,奈良県警捜査2課は,奈良県生駒市の近鉄生駒駅の改札前の道路で,生駒市長選挙の応援演説中の男性に対し,怒鳴り付けるなどしたとして,公職選挙法違反の罪(自由妨害)の容疑で,男性を現行犯人逮捕したという。

 「自由妨害」ってあまり聞きなれない言葉だと思います。

 他人に暴行を加えれば暴行罪,他人を脅迫すれば脅迫罪,ポスターを破れば器物損壊罪に問われ,最も重いもので,暴行罪,脅迫罪であれば2年以下の懲役,器物損壊罪であれば3年以下の懲役に処せられます。

 ところが,それらが選挙に関することを動機として行われた場合には,最も重いもので,4年以下の懲役に処せられます。

 これを「自由妨害」の罪といいます。

 普通より重く処罰されるのは,選挙運動が自由な言論を戦わせて行われるもので,その自由を害する形で,暴行,脅迫,器物損壊などが行われることは,普通の場合よりも処罰の必要性が高いという考えからです。

4 選挙の公正さの重要性

 それぞれの視点は全然違いますが,捜査機関が投開票まで摘発に乗り出さないのも,暴行,脅迫,器物損害などが重く罰せられるのも,公正で開かれた自由な言論を戦わられるようにするためのもので,選挙の自由を確保し,その公正さを確保するためのものなわけです。

 少し強引な結び方かな・・・(苦笑)。

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